みなさん、Webサイトを評価するときどのように評価していますか?
SEOやユーザビリティなど様々な要素があると思います。
ユーザビリティを評価する方法は様々ありますが、今回は比較的簡単なSUSとについてお話したいと思います。
SUS(システムユーザビリティスケール)とは
ユーザーに一連の質問に同意するかを問う単純なアンケートです。項目は10個あり、回答者はそれぞれの設問に同意する度合いを1点から5点で順位付けします。5は完全に同意することを意味し、1はまったく同意しないことを意味します。これらの10項目を合わせてユーザビリティを評価します。
SUSのメリット
SUSのメリットは以下の3つがあります。
- 10項目だけでいいので簡単にユーザビリティ評価することができる
- 他のWebサイトと比較しやすい
- 絶対評価することができる
一つ目は10項目だけで評価できるという点です。しかも1~5の値を入力するだけでいいのでアンケートを回答するユーザにとっても比較的手間のかからないのもメリットです。
2つ目はどのWebサイトにも同じ項目アンケートであるためスコアの比較が容易です。
3つ目は絶対評価をすることができることです。こちらについては後で詳しく述べたいと思います。
SUS(10個の質問項目)について
10個のアンケート項目を下記に示します。
- このWebサイトを頻繁に使用したいと思う
- Webサイトは不必要に複雑だった
- Webサイトが使いやすいと感じた
- このWebサイトを利用するには、技術者のサポートが必要だと思う
- このWebサイトのさまざまな機能は上手くまとまっていると思う
- このWebサイトには矛盾がとても多いと感じた
- ほとんどの人がすぐ使いこなせるようになるWebサイトだと思う
- このWebサイトは使うのがとても面倒だと感じる
- 自信を持ってWebサイトを操作できた
- このWebサイトを使いこなすには事前にたくさんの知識が必要だと思う
質問の順番は肯定的な質問と否定的な質問を交互に繰り返すようにしましょう。
上記の場合、奇数番号が肯定的な質問、偶数番号が否定的な質問になっています。
SUSの計算方法について
SUSの計算方法は主に3つの手順で構成されています。
- 肯定的な質問はスコアに対して1を引く
- 否定的な質問は5からスコアを引く
- 各質問の点数を総計して2.5を掛ける
総計スコアの範囲は0~100となります。
SUSの標準平均は68です。
下記の表はSUSのスコアに対する評価です。
SUS score | Grade | Adjective Rating |
>80.3 | A | Excellent |
68-80.3 | B | Good |
68 | C | Okay |
51-68 | D | Poor |
<51 | E | Awful |
この表を用いることで比較するWebサイトがなくてもある程度参考にできるのではないかなと思います。アンケートとしてSUSを使用する場合はGoogleフォームなどを用いて作成すると簡単にできるのでおすすめです。